「読ませる」から、
「読みたくなる」へ。
多読は、毎日決められた冊数を
自力で読ませることではありません。
読み聞かせ、一緒読み、音声、
自力読みを行き来しながら、
英語の本を楽しめる子に育てていくこと。
多読の始め方・続け方
自力読みを急がず、 本を読むこと自体を生活の一部にしていきます。
Q 多読がなかなかうまくいきません。どうしたらいいですか? +
多読がうまくいかない場合、いきなり「自分で読ませること」から始めていないかを一度見直してみてください。
おうち英語では、読み聞かせをしたり、家の中に英語の本が自然にある環境を作ったりする親からの働きかけも大切です。
Raz-Kidsなどの素材を渡して「毎日自分で読みなさい」だけでは、子どもにとって負担が大きい場合があります。
多読=自力読みだけではなく、読み聞かせ・一緒読み・音声を聞くことも含めて、少しずつ本に親しむ形を作っていきましょう。
Q 本を読ませようとすると嫌がります。どうしたらいいですか? +
まず、これまでの取り組みに「いきなり読ませる感じ」がなかったかを見直してみてください。
本を楽しいものとして感じるには、親子で一緒に本を開いたり、絵を見て笑ったりする経験も大切です。
最初から勉強として読ませようとすると、英語の本そのものを嫌がることがあります。
焦らず、長い目で「本って楽しいよね」という経験を作っていきましょう。
Q 多読は毎日した方がいいですか? +
できるなら、毎日少しでも英語の本に触れる方がよいです。
ただし、冊数だけにこだわるよりも、生活の中で読む時間をきちんと確保することが大切です。
1日1冊でもよいので、無理なく続けられる形を作りましょう。
毎日完璧にできなくても、途切れたらまた戻る、くらいの気持ちで続けていくとよいと思います。
Q 多読の記録はつけた方がいいですか? +
記録をつけることは、振り返りの目安になるのでおすすめです。
ただし、語数や冊数を細かく測ることが負担になるなら、無理に細かく管理しなくても大丈夫です。
読んだ本にチェックを入れる、音読を提出する、好きだった本を残すなど、簡単な形でも意味があります。
Reading Boot Camp
でも、チェックリストや音読提出を活用しています。
Q 多読を親がどこまで手伝えばいいですか? +
多読は、子ども任せにしすぎない方がよいです。
本を用意する、Raz-Kidsを開く、読む時間を作る、音声を聞けるようにするなど、ルートを引くのは親の大事な役割です。
特に低年齢の子が、いきなり自分で本を選んで読み始めることはあまり期待しすぎない方がよいと思います。
親が環境を整え、少しずつ自走できる形にしていきましょう。
本選び・レベルで迷ったら
「読めるレベル」と「読みたい内容」。 どちらか一方だけで決めないことが大切です。
Q 簡単な本ばかり読んでいます。それでも意味がありますか? +
自力読みの練習として、簡単な本を音読することには意味があります。
ただし、簡単な本だけをずっと読んでいても、英語力全体の伸びにつながりにくいこともあります。
多読では、楽に読める本に加えて、少し骨のある本を読み聞かせなどで取り入れることも大切です。
「自分で読む本」と「親子で楽しむ少し難しめの本」を分けて考えるとよいでしょう。
Q 難しい本を読みたがります。止めた方がいいですか? +
本人が楽しんでいるなら、無理に止めなくてもよいと思います。
子どもは細かい単語をすべて理解していなくても、絵や流れ、雰囲気から吸収していることがあります。
親が「これはまだ早い」と天井を決めすぎるのは、もったいない場合もあります。
ただし、難しい本だけに偏らず、楽に読める本も並行して置いておくとバランスが取りやすいです。
Q 同じ本ばかり何度も読んでいます。新しい本に進ませた方がいいですか? +
同じ本を何度も読むこと自体は悪いことではありません。
特にチャプターブックなどであれば、その子なりに世界観や表現を味わっている場合もあります。
ただし、「毎日1冊読む」という義務をこなすために、ただ同じ本を選んでいるだけなら少し見直しが必要です。
多読が作業になっていないか、楽しさが残っているかを見てあげるとよいでしょう。
Q 英語の本より日本語の本ばかり読みたがります。大丈夫でしょうか? +
小学校2年生以降くらいから、日本語の読解力が一気に伸び、英語より日本語を選びやすくなることがあります。
これは、日本語の方が情報を取りやすく、内容も楽しみやすくなるためです。
その状態で英語の本を無理に難しくすると、ますます英語読書から離れてしまうことがあります。
英語は簡単めの本をしっかり読み込み、まず土台を作るところから続けていきましょう。
Q 多読の本はどう選べばいいですか? +
多読初心者の場合は、Raz-KidsやOxford Reading Treeのようにレベル分けされている素材を使うと選びやすいです。
市販本を選ぶ場合は、出版社やシリーズごとのレベル表示、対象年齢、語数なども参考になります。
ただし、指標だけでなく、本人の興味もとても大切です。
「読めるレベル」と「読みたい内容」の両方を見ながら選んでいきましょう。
Q 親が読ませたい本を読んでくれません。どうしたらいいですか? +
親が読ませたい本を子どもが読まないことは、よくあります。
本にはタイミングがあり、今はまだその子にとって早いだけという場合もあります。
無理に読ませようとすると、その本自体を嫌いになってしまうこともあります。
ひとまず本棚に置いておき、時期が来たら読むかもしれない、くらいに考えるとよいでしょう。
教材・シリーズをどうつなぐ?
一つの教材だけで完結させず、 読書の世界を少しずつ広げていきます。
Q Raz-KidsとOxford Reading Treeはどちらがいいですか? +
どちらが絶対によいというより、目的や好みによって使い分けるとよいです。
Raz-Kidsは幅広いジャンルやレベルの本に触れやすく、量を確保しやすい素材です。
Oxford Reading Treeは、Kipperたちの世界観や物語の流れを楽しみながら読める良さがあります。
アメリカ英語・イギリス英語の違いもあるので、お子さんが続けやすい方を選ぶとよいと思います。
Q Raz-Kidsをやっていれば、多読は足りますか? +
Raz-Kidsは多読素材としてとても便利ですが、それだけで十分とは限りません。
レベルが進めば、いずれはチャプターブックなど別の読書にもつなげていく必要があります。
また、Raz-Kidsの中に本人がのめり込むほど好きな本がない場合、インプット素材にはなっても楽しさが弱くなることがあります。
子どもの興味に合う本やシリーズも、少しずつ探していくとよいでしょう。
Q Oxford Reading Treeを読ませていますが、なかなか次のレベルに進めません。 +
ORTだけでレベルアップしようとすると、途中で進みにくくなることがあります。
ORTはとてもよい素材ですが、もともとは副読本的な位置づけの本です。
ORTだけですべての語彙・文法・読解力を育てようとするのではなく、他の本や音声、会話なども合わせて土台を作ることが大切です。
下のレベルを「終わったもの」と考えすぎず、幅広く読む意識を持つとよいでしょう。
Q チャプターブックに進む目安はありますか? +
Englishbudsでは、ひとつの目安としてRaz-KidsのレベルHあたりが楽に読める状態を見ています。
ただし、チャプターブックは「読める子の証明」ではなく、読書の選択肢のひとつです。
文字量に疲れすぎていないか、内容を楽しめているかも大切です。
本人が興味を持てる本から、無理なく試していくとよいでしょう。
読み方・理解・英語力へのつながり
読むことを「テスト」にせず、 必要なところだけ丁寧に確認します。
Q 音読と黙読、どちらがいいですか? +
音読と黙読は、どちらか一方ではなく両方大切です。
音読は、実際に読めているかを確認しやすく、口を動かす練習にもなります。
一方で、長い本をすべて音読させると負担が大きくなり、読書そのものが重くなることもあります。
中高生以降は黙読で処理する力も必要になるので、音読と黙読を両輪で回していくのがおすすめです。
Q 読んでいる内容を本当に理解しているのかわかりません。 +
多読では、毎回きっちり日本語に訳せる必要はありません。
登場人物や場面、話の流れがふんわりつかめていれば十分な場合も多いです。
日頃の多読で毎回テストのように確認すると、読むこと自体が重くなってしまいます。
小学校中学年以降で必要があれば、別途「精読」として内容理解を見る機会を作るとよいでしょう。
Q 多読をしているのに、スピーキングにつながっている感じがしません。 +
多読がすぐにスピーキングに直結するとは限りません。
特に文字に強い子は、文字があるとそれに頼ってしまい、かえって自分の言葉で話しにくくなることがあります。
「本が好きだからリーディング系レッスンだけ」と決めすぎず、文字に頼らない会話の機会も作ることが大切です。
フリートークやゲーム、テーマ会話など、実際に話す場面を別に用意してあげるとよいでしょう。
Q 多読の効果はいつ頃出ますか? +
多読の効果は、始める時期や取り組み方によってかなり差があります。
小さな変化であれば、3か月くらいで「前より読みやすくなった」と感じることもあります。
一方で、英語力全体に大きく効いてくるには、3年くらいの長いスパンで考えた方がよいです。
多読は短期集中で結果を出すものというより、細く長く積み上げるものです。
Q 多読を始める前に、フォニックスを終わらせた方がいいですか? +
多読を始める前に、フォニックスをすべて終わらせる必要はありません。
むしろ、読み聞かせなどで英語の音や文字に親しんでいる方が、フォニックスの入りもよくなることがあります。
フォニックスは「読めるようにするため」だけでなく、書く力にもつながる大切な土台です。
多読・読み聞かせ・フォニックスを並行して進める形でよいと思います。
Q 多読をしていると、発音の間違いが気になります。直した方がいいですか? +
読み間違いがずっと癖になるのは避けたいので、必要に応じて直してあげるとよいです。
Raz-Kidsのように音声が聞ける素材であれば、先に音を聞いたり、自信がない単語を確認したりするのがおすすめです。
ただし、毎回細かく止めすぎると読む気持ちが削がれることもあります。
保護者が自然に直せる範囲で、音声も活用しながら整えていきましょう。
Q 多読を続けていますが、語彙が増えている感じがしません。 +
どのような本を、どのようなレベル幅で読んでいるかを一度見直してみるとよいです。
Aが終わったらB、Bが終わったらCというようなボトムアップ式だけでは、語彙の広がりが出にくいことがあります。
楽に読める本だけでなく、少し背伸びする素材や、本人の興味に合う内容も取り入れていきましょう。
Reading Boot Camp
では、こうしたレベル幅や音読チェックも含めて伴走しています。
Q 多読を嫌がるので、動画だけでもいいですか? +
時期によって動画をうまく使うことはよいと思います。
ただ、長く見ていると、動画だけで英語力をしっかり伸ばし切るのは難しいことが多いです。
中学・高校以降は、どうしても読み書きの力も必要になります。
読み聞かせ動画や音声付き絵本などを使いながら、少しずつ本につなげていく工夫をしてみるとよいでしょう。
多読を、家庭だけで抱え込まないために
本選び・レベル・音読の状態を見ながら、 次のステップへつなげます。
Q Bookworm Check-Inはどんな子に向いていますか? +
Raz-KidsのレベルHあたりが読めるようになってきて、次のステップに進みたい子に向いています。
チャプターブックに進みたいけれど、どんな本を選べばよいかわからないご家庭にもおすすめです。
親だけで本を与えていくことに不安がある場合、伴走があることで進めやすくなります。
「そろそろ長めの本に挑戦したい」というタイミングで活用していただくとよいと思います。
Bookworm Check-Inを見る
Q Reading Boot CampやBookworm Check-Inはどう活用すればいいですか? +
Reading Boot Camp
は課題本リストと音読提出・Book Report提出、
Bookworm Check-In
は課題本と25分レッスンを通して、受講者の読みの状態をこちらでも把握しながら進められるのが特徴です。
家庭だけで多読を進めていると、「この進め方でいいのかな」「本のレベルは合っているかな」と迷うこともあると思います。
受講者ごとの様子が見えることで、より的確にアドバイスしやすくなります。
また、ご相談いただきやすいようにDiscord内に個人チャンネルも設けています。
多読をもう少し相談しながら進めたい方は、ぜひ活用してください。
